10.【中級者向け】卓球のサーブを武器にする練習方法|回転・高さ・3球目を考える
こんにちは!AceFlare(エースフレア)卓球場の岩切です。
今回のブログでは、中級者向けに、卓球のサーブを武器にする練習方法についてご紹介します。
卓球を始めたばかりの頃は、「まずはサーブを相手コートに入れること」が大切です。
しかし、サーブがある程度安定して入るようになってくると、次に考えたいのが「どうすれば相手が返しにくいサーブになるのか」ということです。
「サーブは安定して入るけれど、相手に簡単に返されてしまう」
「回転をかけているつもりなのに、相手に強く打たれてしまう」
「同じサーブばかりになってしまう」
「サーブから攻撃につなげられない」
このような悩みが出てきたら、サーブを次の段階へ進めるタイミングです。
サーブを武器にするために大切なのは、単純にサーブの種類を増やすことではありません。
特に意識してほしいのが、
「回転」
「スピード」
「高さ」
の3つです。
この3つを意識しながら、サーブの長さやコース、変化を組み合わせることで、相手にとって返しにくいサーブを作ることができます。
今回は、初心者から一歩進んだ中級者の方に向けて、サーブの質を高めるための考え方や練習方法についてご紹介します。
サーブは「入れる」から「質を高める」へ
初心者の頃は、サーブがネットにかからず、相手コートに入るだけでも大きな成長です。
まずは安定して入れることが重要です。
しかし、試合で勝つことを目指すようになると、「入っているだけ」のサーブでは相手に簡単に対応されてしまうことが多くなります。
そこで意識したいのが、サーブの「質」です。
同じように台に入っているサーブでも、
・回転が強い
・スピードが速い
・弾道が低い
・長さが分かりにくい
・コースが厳しい
といったサーブは、相手にとって返しにくくなります。
つまり、サーブは「入ればOK」という段階から、「相手がどのように返球するのか」まで考える段階へ進んでいくことが大切です。
サーブで大切な3つの要素
サーブの質を高めるうえで、まず意識してほしいのが「回転・スピード・高さ」です。
この3つは、それぞれ独立しているわけではありません。
例えば、強い回転をかけながら低い弾道で出す。
速いサーブを相手のバックサイドへ出す。
回転を分かりにくくしながら、同じようなフォームで短いサーブと長いサーブを使い分ける。
このように、複数の要素を組み合わせることでサーブの質はさらに高くなります。
ここからは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
① 回転を意識する
サーブで最も重要な要素の一つが「回転」です。
卓球のボールは、回転によってバウンド後の動きや相手のラケットに当たったときの飛び方が変わります。
回転の種類としては、
・下回転
・上回転
・横回転
・横下回転
・横上回転
・ナックル系
などがあります。
中級者になってきたら、ただ回転をかけるだけではなく、「どのくらい回転をかけるのか」まで意識してみましょう。
例えば、同じようなフォームから強い下回転と弱い下回転を出せるようになると、相手は回転を判断しにくくなります。
また、下回転だと思わせてナックル系のボールを出すなど、回転の変化をつけることも効果的です。
まずは自分が得意なサーブを一つ決め、そのサーブの回転量を変える練習から始めてみましょう。
② スピードを意識する
次に意識したいのが「スピード」です。
サーブというと、回転を強くすることばかり考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、スピードの変化も相手を崩すための重要な要素です。
例えば、短くゆっくりしたサーブを続けた後に、突然速いロングサーブを出してみる。
相手が短いサーブを待っているところに速いサーブが来れば、判断が遅れて対応できないことがあります。
逆に、速いサーブばかりになると相手も準備しやすくなります。
だからこそ、「速い・遅い」という変化をつけることが重要です。
特に、長いサーブではスピードを意識してみましょう。
相手コートの深い位置へ速いボールを送ることで、相手に時間を与えず、先手を取りやすくなります。
③ 高さを意識する
そして、中級者の方にぜひ意識してほしいのが「高さ」です。
サーブは、相手コートに入っていれば何でもいいわけではありません。
ネットを大きく越えるような、相手コートに大きな弧を描いて入るサーブは、スピードが遅くなりやすく、相手にとって攻撃しやすいサーブです。
そのため、基本的には「できるだけ低い弾道でサーブを出す」ことを意識してみましょう。
特に短いサーブでは、ネットの近くを低く通して、相手コートで2バウンドするようなサーブを目指してみてください。
低く、短く、回転のかかったサーブは、レシーブで強く攻撃することが難しくなります。
「自分のサーブがどのくらいの高さで相手コートに入っているのか」を意識して練習してみましょう。
回転・スピード・高さを組み合わせる
ここまで紹介した「回転・スピード・高さ」は、一つだけを意識するのではなく、組み合わせることでより効果的になります。
例えば、
「低く、強い下回転の短いサーブ」
「低く、速いロングサーブ」
「回転を少なくして、ゆっくり短く出すサーブ」
などです。
同じコースに出していても、これらの要素を変えるだけでサーブの印象は大きく変わります。
練習では、一度に全部を変えようとせず、「今日は高さを意識する」「次は回転量を意識する」というように、一つずつ確認していくと分かりやすいでしょう。
サーブの長さを使い分ける
回転・スピード・高さを意識できるようになったら、次は「長さ」を組み合わせてみましょう。
短いサーブを出すと、相手は台の近くでレシーブすることになります。
一方で、長いサーブを出すと、相手は素早く判断して対応しなければなりません。
そこで、短いサーブを何本か続けた後に、突然長いサーブを出すなど、変化をつけてみましょう。
重要なのは、ただ長くするのではなく、「相手に簡単に攻撃されない長さ」を意識することです。
コースを打ち分ける
サーブを武器にするためには、コースも重要です。
まずは、
・フォア
・バック
・ミドル
の3つを意識してみましょう。
特にミドルは、相手がフォアで取るのかバックで取るのか判断しにくくなることがあります。
また、相手によって苦手なコースは異なります。
試合中は相手のレシーブをよく観察し、「どこに出すと相手が嫌がるのか」を見つけていきましょう。
同じフォームから変化をつける
サーブが上手い選手は、毎回まったく違うフォームでサーブを出しているわけではありません。
むしろ、同じようなフォームから違うサーブを出すことが重要です。
例えば、
同じフォームから下回転とナックル系。
同じフォームから短いサーブと長いサーブ。
同じフォームから横下回転と横回転。
このように、見た目のフォームをできるだけ似せながら、ボールの変化を作っていきます。
相手が「このフォームだからこの回転だ」と簡単に判断できないようになると、サーブの効果が高くなります。
サーブから3球目まで考える
サーブを本当の意味で「武器」にするためには、3球目まで考えることが重要です。
例えば、バック前に短い下回転サーブを出したとします。
相手がツッツキで返してくることを想定しておけば、そのボールをフォアドライブで攻撃する準備ができます。
つまり、
「どんなサーブを出すか」
だけではなく、
「相手からどんなボールが返ってきそうか」
「そのボールを自分はどう攻撃するか」
まで考えることが大切です。
サーブ練習をするときは、サーブを打って終わりにせず、その後の1本までイメージしてみましょう。
相手を見ながらサーブを変える
試合では、自分が得意なサーブを出し続ければいいというわけではありません。
相手の反応を見ながら、サーブを変えていくことも重要です。
例えば、短いサーブに対して相手が何度も苦しそうにレシーブしているなら、そのサーブを続ける。
逆に、簡単に攻撃されているなら、回転やコース、長さを変えてみる。
相手が前に出ているなら、速いロングサーブを混ぜる。
このように、相手を観察しながらサーブを選択できるようになると、試合でのサーブの効果がさらに高まります。
サーブ練習は目的を決めて行う
中級者になったら、ただ100球サーブを打つのではなく、「何を練習するのか」を決めることが大切です。
例えば、
「今日は短いサーブの高さを低くする」
「回転量を変えて10球ずつ出す」
「同じフォームから2種類の回転を出す」
「サーブから3球目攻撃まで行う」
などです。
一つのテーマを決めて練習することで、自分の課題が見つけやすくなります。
また、スマートフォンでサーブを撮影するのもおすすめです。
自分では気づかなかったフォームのクセや、サーブの高さ、ボールの軌道などを確認することができます。
サーブでの得点パターンを作ろう
最終的には、「自分はこのサーブから得点につなげる」という得意なパターンを作っていきましょう。
例えば、
「短い下回転をミドル出して、甘いコースに来た相手のツッツキをフォアドライブ」
「バックロングに長いサーブを出して、返球をバックハンドで攻撃」
「短いサーブを何本か見せてから、速いロングサーブ」
などです。
重要なのは、サーブの種類をたくさん持つことではありません。
自分の得意なサーブをいくつか持ち、それを状況に応じて使い分けることです。
「このサーブを出したら、次はこのボールを狙う」
というパターンを作ることで、試合中の迷いも少なくなります。
サーブは「相手との駆け引き」
中級者になると、サーブは単なる技術ではなく、相手との駆け引きになっていきます。
自分の得意なサーブを出すだけではなく、
「相手は何を待っているのか」
「相手はどの回転が苦手なのか」
「どのコースなら攻撃されにくいのか」
「次はどんなサーブを出したら相手が迷うのか」
ということを考えてみましょう。
サーブが上達すると、相手の反応を見ることも卓球の楽しさの一つになってきます。
まとめ
卓球のサーブを武器にするためには、サーブの種類を増やすだけではなく、一つ一つのサーブの「質」を高めることが大切です。
特に意識してほしいのが、
・回転
・スピード
・高さ
の3つです。
そこに、
・長さ
・コース
・フォームの変化
・3球目攻撃
を組み合わせていきます。
初心者の頃は「サーブを入れる」ことが目標でした。
しかし、サーブが安定してきたら、「このサーブで相手に何をさせたいのか」を考えてみましょう。
低く、回転のかかった短いサーブを出す。
速いロングサーブで相手の意表を突く。
同じフォームから違う回転を出す。
相手の苦手なコースを狙う。
そして、返ってきたボールを3球目攻撃につなげる。
こうした一つ一つの積み重ねが、サーブを「入れるための技術」から「得点するための武器」へと変えていきます。
Ace Flareでは、初心者の方から競技力を高めたい方まで、それぞれの目標に合わせて、卓球を楽しみながら成長できる環境づくりを大切にしています。
「サーブをもっと上達させたい」
「試合でサーブから得点につなげたい」
「自分だけの得意なサーブを作りたい」
という方は、ぜひ今回紹介したポイントを普段の練習に取り入れてみてください。
サーブは、練習すればするほど自分の武器になっていきます。
まずは「回転・スピード・高さ」の3つを意識して、自分のサーブを見直してみましょう。
そして、その3つを組み合わせながら、少しずつ長さやコース、変化を加えていくことで、相手が返しにくいサーブを作ることができます。
これからもAce Flareでは、卓球がもっと楽しく、もっと上達するための練習方法や技術、用具選びなどの情報を発信していきます。
「楽しさを力に 挑戦を強さに プレーで魅せる」 Ace Flare卓球場 岩切